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9年振りの武道館だった。

公開日: : 最終更新日:2024/04/28 ブログ

1975年12月11日、力道山13回忌追悼試合は日本武道館で行われた。昭和41年12月の馬場対エリックのインター戦以来9年振りのプロレス興行であったと記憶する。外国人レスラーは豪華だった。ドリー、レイス、ブッチャー、デストロイヤー、ジョナサン、ホフマン、オコーナー、ラシク、マードック、ローデス、マンテル、レスリング、そしてへーシンク。日本人レスラーは馬場、鶴田、ヒロマツダ、国際プロレスの木村、草津、井上の3人。そして凱旋帰国の力道山2世百田光雄。まさに豪華さと話題性に富んだメンバーである。果たしてアントニオ猪木と大木金太郎は出場するのか?馬場さん、日本テレビの原さん、プロレス評論家の森岡さん、百田義浩さんらはマッチメイクにかなり苦心したと聞く。結局はその年の秋頃の決定で大木さんは出場することとなったが、猪木さんは日本武道館当日に蔵前国技館でビルロビンソン戦が決まったため不出場となった。たしかメーンのカードは馬場デストロイヤー組対鶴田ドリー組であった。その他、大木対ブッチャー、マツダ対井上の世界ジュニア戦。百田光雄さんはマシオ駒さんと組んで国際選手とタッグ戦での凱旋試合だったな。だけど、私が思うにこのマッチメイクはたぶん第2案か第3案ではないか?私がチラッと見た駒さんのノートには…。木村対ブッチャー、鶴田ドリー組対マードックローデスのアウトローズ。世界ジュニア戦と凱旋試合は変わらず。ただメーンは違っていた。力道山先生の教え子三羽烏、馬場、猪木、大木組に対するは力道山時代のインター挑戦者トリオ、デストロイヤー、ジョナサン、オコーナー組。当時はむろん60分3本勝負。まさしく13回忌追悼試合にふさわしいカードだとまだ21歳の若造は目を丸くしたね(笑)。あの頃の全日本と新日本との関係もあって猪木さんの出場はかなわなかったけど、もし実現してたら大変な話題を当時呼んだことだろう。何故まだ若手だった私がよく覚えてて詳しいかだって?それは、その武道館大会の第1試合が伊藤正男対渕正信だったんだよ❗️だから若手ながら先輩らのマッチメイクの苦労を案外身近に見ていた。マシオ駒さんの計らいでオープニングマッチを組んでもらったのだ。「伊藤とお前で武道館のオープニングマッチをやってみろ」。力道山13回忌大会の大舞台で第1試合だよ❗️それも日本武道館で❗️あの感激と武者震いは今でも覚えている。49年前か。いろいろあったなぁ…。

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Comment

  1. 伊藤正隆 より:

    いつも楽しいブログありがとうございます。全日といえば豪華外国人ですね。僕が一番好きな外国人レスラーはブッチャーです。1995年頃だったと思うんですが、渕さんとブッチャーがタッグを組んで戦ってるのを見た記憶があります。異色のコンビでなかなか良かったです。

  2. より:

    渕選手へ
    ブログ拝見しました。本当に豪華メンバーですね。第一試合の思い出も豪華です。文字情報に感動致しました。続きのお話を綴って頂きまして、どうもありがとうございます。もし、更に続きのお話が有りましたら綴って頂きたく存じます。段々と暑くなって参りました。どうぞお疲れになどなりません様、ご自愛くださいませ。

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